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「君が望む永遠」(長文注意)

 この前、意味もなしに、歌詞だけ並べて書きましたが・・・

 歌って、本当に不思議なものだと思います。同時に、芸術作品全てについて。

 例えば、アントニオ・サリエリの名を知らない人、その作品を聞いたことない人はいくらでもいるでしょう。知らない方が普通です。でも、モーツァルトの名前、その作品を聞いたことがある人は、世界人口の1/4くらいにはなるのではないか。まぁ勝手な推測値ですけど。
 でも、その当時には、サリエリの方が格は上でした。ウイーンで宮廷作曲家になり、著名な作曲家の教師でもあった。でも、今はサリエリは忘れられ、モーツァルトは誰でも知っている。さらに、サリエリが教えた生徒たちが、サリエリを大きく上回って知られている。ベートーヴェン、シューベルト、リストらがそうです。

 例えば、写楽の絵は、日本人には全く売れず、外国人が見て「素晴らしい!」と騒いだのがきっかけになって、再評価された。
 例えば、ピカソの絵は、何がいいのか私にはさっぱりわからない。一方、ダリの絵は、凄いと思う。まぁこの場合、2人とも有名な画家ではあるけれど。  それと同じように、歌に関しても、日本中で大ヒットし、バカ売れした歌と、自分の心に深く刻まれている歌が一致するかと言えば、必ずしもそうではない。もちろん、一致する場合もある。

 というわけで、エライ長い前置きでしたが、「君が望む永遠」の歌はいいね、って話なんです(爆)。こんな格調高い前置きなんか必要なさそうな話ですが(^◇^;)

 まぁ、この前、歌詞まるごとアップしたことからもわかるでしょうが、私はこの歌が好きです。ついでに言えば、「Rambling Hearts」も大好きです。どういうコトが言いたくてあんな前置きをしたかというと、世間で一般に、広く知られていない歌でも、自分にとって特別な意味を持つ歌ってのは、あるよねってコトです。それだけなんですがw

 「君望」は、アニメにもなって、歌も、他にいくつも追加されていますが、初期のこの2曲に勝るのはないですね。で、何が凄いって、初期のこの2曲って、単なるエロゲーの挿入歌に過ぎなかったってコトなんですよね。誰が作詞作曲したのか、誰が歌っているのかも初期には仮名でしかなかった。そんな歌が、ここまで心に残る歌になろうなどと、私は全く想像していなかった。

 ちょっと具体的に言うと、気に入った点は2つ。

 1つは、「この悲しみは いつかきっと 優しさになる」という歌詞。
 「別れのたびに強くなる」とか、「悲しみを知って強くなるor優しくなる」とかって歌詞は多いですが、どうもひっかかるのは、「そうなる」と断言しているコトなんですよね。断言されると「そうかなぁ? 悲しみを知って、別れを知って、臆病になることだってあるだろう」とか思ってしまう。
 その点、「いつか」「きっと」と、希望的表現をしているけれど、断言はしていない点が、私は好きです。断言していない、そういうモンだよと言い聞かせ、押しつけるような感じがない。でも前向きにポジティブに「きっとそうなるよ」と歌う。「そうなるといいね」「そうなるように頑張ろう」と思える。

 もう1つは、「誰もが荷物抱えてると知った時から・・・」と、「誰もがみんな 涙堪え歩いて行く」という歌詞。
 恥ずかしいながら私はナルシスト的な部分があって、今まで生きてきて、「どうして自分『ばかり』こんなに苦しいのだろうor辛いのだろう」と思う時があったんですね。浅はかな話だが、そうではないのだ、と心の底まで認識し、理解したのは、社会で働くようになって以降のことなんです。
 それ以来、常に自戒として、「みんな辛い思いをして生きている。辛さの多寡は、人と人で比べることは不可能だし意味がない。みんなそれぞれに辛いのだ」ということを、自分に言い聞かせているわけです。そうでないと、ナルシストな自分が、自分の痛みや辛さに、自己陶酔してしまう傾向があるから。
 そういう意味で、自戒としても、この歌詞には深く共感を覚えます。

 まぁ、アニメになったらしく、なんだかんだでメジャーになって、今はカラオケにも入っていますが、メジャーになる以前に既に存在していたこの2曲は、ひょっとしたらそのまま一部のマニアの間でしか知られないで終わったかも知れない名曲だと思うわけです。
 で、もっと聞きたいのは、私が前々から絶賛しているやはりエロゲー「flutter of birds」の挿入歌。コイツは、マイナーなままで終わりました。サントラも出てません。もちろん、主題歌も挿入歌も、CDになっていない(つかその前に、歌のタイトルすらない)し、だからワンコーラスしかない。たぶん、知っている人はほとんどいない。でも、私は大好きだし、もしアニメやサントラになったら絶対に見るし買います。
 「君望」を絶賛しつつ、アニメを見ない理由は、歌は素晴らしいけど、ストーリーとしては、それほど秀逸なものではないと思っているからでして。

 でまぁ、せっかくなので、アイドルマスターから1曲挙げるなら、「relations」です。次点が「蒼い鳥」。この2曲は甲乙つけがたい。有名な作詞家・作曲家は全くタッチしていないけれど、私の中ではたぶん、ずっと生き続けるだろうと思います。


 もちろん、超メジャーになった中にも、共感する歌はあるわけでして。例えば中島美嘉の「雪の華」・・・とかこれは、挙げているとキリがなくなるので書きませんが。
 最終的には、今、誰でも知っているのが当たり前な歌、あるいは小説、その他芸術作品何でもいいんですが、100年、300年、500年後にまで生き続けることができるものがいくつあるだろう? というのはすごく興味深い命題です。モーツァルトは約200年前、シェイクスピアは約400年前です。たぶん、これらの作品は、今後も生き続けるでしょう。では、今の歌はどうでしょうか? その歌を知っている世代が死に絶えた時、ひょっとしたらその時は、日本という国さえないかも知れないそんな未来に、なお生き続けることはできるのでしょうか?

 そういう視点で考えると、案外、今はマイナーな歌が、後世では高く評価される可能性もあるわけです。これが歴史の面白いところなんですが。まぁ、自分の世代の歌がどうなるかを見届けるほど生き続けることは誰にも不可能ですが、少し思いを馳せてみるのは、楽しいことなのではないでしょうか。
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