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触媒

 「思想」「思索」とは不思議なもので、自分1人で本を読んでいたり、新聞やネットから情報を集めても、そこにできあがるのは、ごく漠然としたものでしかない。そして、自分でわかっていても、自分の考えが、本当は何を指し示すものであるのか、自分で気付かない。

 面白いと思うのは、それを、誰か、自分にとって適切な「聞く耳」を持っている人に話すと、話すという行為によって、自分の意識が再構成され、どういう根拠を持って、どういう結論にたどり着くかを発見することがある。
 自分の中に、その結論を出すための材料はすでに揃っている。そして、それがどういう結論を指し示しているか、漠然とはわかっている。でも、それを外にアウトプットしないと、自分でもその結論が明確には見えない。

 というわけで、ちょっとしたことを昨日、さる人と話して気付いたので、今これを書こうと思っている。私が、人と話したいと思うのは、まさにこれが理由だから。ただ会話するだけで、今まで見えなかったことが見えてくる。そしてその時見え、気付いたことは、案外、自分にとって必要不可欠な結論だったりする。  たぶん、他の人にとっても、そういう「人と話すことによって得られるもの」はあるはずだと思うし、その意味で、私が仮に「自分にとっての聞く耳を持っている人」と呼んだ存在を、私は「触媒」と呼んでいる。ただ私の話を聞くだけ。私は言いたいことを勝手にしゃべっているだけ。でも、そこで得られるものは、間違いなくあるし、時にそれは、とても重要なものでさえある。

 私が、他の人の誰かにとって、「触媒」になれる可能性はあると思う。だから会おう、喋ろうと言っているが、全く取り合わない人もいる。まぁ、その人にとって私は役立たずにしか見えないだろうけれど、誰がいつ、どういう形で触媒になれるかは、ほとんどの場合、本人、私の場合でもそうだが、予測できないし、わからない。だから、喋る機会があれば、可能な限り私は、人と交わろうとする。
 理解できない人を否定するつもりはないですけどね。自己責任の社会ですから、私の知ったこっちゃないです。

 今私がこれを書こうとしているのは、昨日喋った内容を、文章化することによって、さらに論理として構成することができるだろうと思うから。そして昨日私が手にした「結論」は、私にとって、必要不可欠な答えであるから。それを顕在化し、形に残しておく必要を感じたから。

 参考として、私の恩師のHPを紹介しておきましょう。私は大学以来、常に、「10年後、20年後の日本はどうなるか」ということを考え、予想してきたし、今までそれを間違えたことはない。私の未来予想図の論理的整合性には、我ながら自信を持ってます。その思索の方法を教えてくれ、方向性を示してくれたのが、この教授です。

加藤哲郎のネチズン・カレッジ

 さて、前置きで既に長いね(苦笑)

 先に結論を書いておきましょう。別に、答えはありきたりです。「このままでは、日本という国は立ち行かなくなる」ということです。

 根拠は、実に簡単。高齢化が進み、少子化には歯止めがかからず、日本の労働者人口は、これからずっと減り続ける。一方、年金等によって支えられるべき高齢者はどんどん増えるわけで、誰がどう考えたって、こんな国がいずれ財政的に破綻するのは見え見え。しかも、これからが危ないというこの時期に、国は史上最高額の借金を抱えている。このヤバい時にこんな借金を抱えて、返せると思う方がおかしい。

 日本のGDPは世界2位だと言うが、これからは、先ほど書いた通り、労働者人口は減り続ける。どれくらい減るかは、厚生労働省のHPにでも行って、情報を集めてくればいい。で、これほど労働者人口が減るならば、どう考えたって日本のGDPは、今後減少の一途をたどる。1人あたりGDPの上昇 --- つまり労働生産性の向上 --- によって、カバーできる減り方ではない。物理的に、日本経済のこれからは、どんどん右肩下がり。それも、10年、20年と進むうちに、GDPの減少率もどんどん上がり、加速度的にGDPは減少する。誰がどう考えてもそうなる。
 では、労働者人口の減少を止める手だては? 出生率の上昇に期待することはできない。ちなみにこの「合計特殊出生率」という奴は、統計上、2.08以上ないと、その社会が抱える人口は減少する。1.3あたりをうろうろしている今の数字で、どうにかできるレベルではない。

 遅くとも20年後には、日本の国家財政は破綻する。消費税が凄い勢いで上がるのは避けられないですね。国民1人1人の生活レベルは、間違いなく下がります。さて、皆さんどうするつもりなんでしょう?

 もう1つ。世界のグローバル化について。今は、アメリカが唯一のスーパー・パワーとして世界に君臨しています。これが可能なのは、もちろんアメリカの持っている様々な財産によってですが、アメリカが最も強みにしているのは何か。
 先進国でアメリカだけなんですよ、出生率が2.0を越えているのは。それは、ヒスパニック等の移民を受け入れているから等、様々な理由はあり、アメリカ国民全体に占める白人の割合は、たぶんもう5割を切ってます。社会の格差はこれからも縮まることはないでしょう。でも、国家としては強靱に生き続けることができます。

 ヨーロッパはどうか。出生率は、日本よりは高いけれど、まぁそう大きな差はない。でも、ヨーロッパは、「EU」という形で、より大きな力を持とうとしています。これは、これからの世界で生き残っていくために必要な方向性を、ヨーロッパ全体の意識として共有したからでしょう。現に、今為替市場で、ユーロほど強い通貨はない。
 出生率も決して高くないし、移民受け入れも、イスラム圏との軋轢があってうまく行っているとは言いかねますが、日本に比べればずっと「開かれた」社会です。日本は、日本人優越主義の元に、移民等、外国人の受け入れを極めて嫌う国民ですから、絶対にEUのマネはできませんね。今後EUは、アメリカに代わるスーパー・パワーになる可能性を持っています。

 さて、日本はどうするんでしょう?

 日本という国1つで立ち行かなくなるのは必然。無理です。絶対に経済力は衰え、先進国第2位の座から滑り落ちます。しかも、たぶん歴史上初めて、「中国」という眠れる獅子が、目を覚まそうとしています。13億を超える国民を抱えた中国が、本気で経済力で日本と勝負したら、日本に勝ち目はありません。
 私は、「日本という国1つでは立ち行かない」と言いました。では、どうするのか。

 EUのように、アジアで大きな共同体を作ればいいんです。アジアには、まだ成長の可能性を残した国がたくさんあります。中国というスーパー・パワーの首にも、ちゃんと鎖をつけておく必要があるでしょう。それは、日本1国では無理です。太平洋戦争時のご都合主義でなく、真にアジアのためになる共同体、共栄圏を築くべきです。アジア全体で手を結んで、世界と渡り合って行くんです。しかも幸い、アジア圏は全て黄色人種。人種的偏見が起きにくい社会構成です。そして、アジアからどんどん移民を受け入れ、減少する日本の労働者人口を支える受け皿にする。これで、日本経済の縮小は避けられます。
 今、中国の脅威を述べるのは正しいと思います。でも、「脅威だから対抗しよう」という発想では、日本が負けます。仲間として取り込まなければなりません。靖国に参拝するか否かなどと、下らないちっぽけな話題でもめている場合じゃないんです。

 アジアでの共同体を作る。そのために、アジア諸国に、太平洋戦争時の日本の非を鳴らされたなら、受け入れる。そうでなければ、彼らが「日本は大東亜共栄圏の再来を願っている」と思うことを止められず、共同体は頓挫します。真にアジア全体のために日本が力を尽くす、その姿勢を見せなければいけません。中国に膝を屈することも、時には必要でしょう。でも、今この事態を放置して、日本が衰退していくのと比べれば、1万倍もマシな結論です。

 自分で書いていて、絶対に実現不可能なプランであることは、認識しています。だから私は、我が身の保身を考えているんです。日本は衰退します。絶対に。今の日本人には、それを止める力はありません。沈没確実な船にいつまでも乗り続けている愚は、避けるべきだと個人的には考えています。だから、可能な限り、海外逃亡が可能になるような方策を捜しています。まぁ、ぶっちゃけ今は、それ以前の段階で、まず定職、というのは事実ですが(苦笑)、最終的に何を考えるべきか、私が忘れているわけではないです。それが私に実現可能かどうかは別問題としても。いつまでもこんな下らない国にいたいとは、私は思っていません。今は、私に、海外逃亡するだけの力がないから、やむを得ずここにいる、それだけです。

 だから私は、当面、子供を作ることは考えていません。こんな、滅び行くのが見え見えの国に、自分の子供を送り出すほど、私は厚顔無恥ではないです。もし子供を作るなら、子供に、よりまっとうな国で生きていける環境を与える、その力を私が手にした時です。

 まぁ、そういう意味で言えば、今の子どもたちに日常的に接している私が、彼らに同情を禁じ得ない場面はままあるんですけどね。でも、最低限の情報は与えて、日本がこれからどうなるかを一応、伝えるようにはしています。たぶん、ほとんどの生徒が、私の言葉の重大さには気付かないでしょうけれど。

 日本人の大人でさえほとんど気付いてないんですから、子供に要求するのは酷というものです。まぁ、私にできる最低限の義務は果たすつもりですが。

 これを読んで、ほとんどの人が「なんやこのアホは、ワケのわからんコトをほざきおって」と思うでしょう。私も、自分の意見が奇矯であることを認識しています。でも、間違いなくそうなります。ここ数年、日本人の意識は、私が警告しているこの事態を、悪化させる方向にどんどん進んで行っています。改善する方向には、ほとんど向かってません。故に、私は、いかに私と私の大切な人たちのことを守るか、それを考えています。利己的ですが、気付かないのは気付かない奴が悪い。自己責任ですよ。

 最初に書きました。私は、昨日喋った内容を、文章化することによって、さらに論理として構成することができると思ったから、これを書いています。自分のために書いてます。信じて頂かなくて結構。反論にも再反論はしません。どうぞ、思想は自由ですから、何とでも思って下さい。いずれ「アイツの言ったことは正しかった」と思う時が来るでしょうが、願わくばその時に、その人にとって、手遅れな事態になっていないことを、私は祈ります。
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Cabal暦 : 2009年4月~

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